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東京都、佐川急便のミッドタウン館内物流を制度初認定

2014年9月18日 (木)

ロジスティクス佐川急便の館内物流計画のイメージ東京都は18日、都が独自に運用する地区物流効率化認定制度で、佐川急便が策定した「東京ミッドタウン館内物流効率化計画」を認定したと発表した。都は同制度で館内物流も認定対象となるよう制度の充実を図ってきたが、今回の認定が館内物流の認定を受けた初事例となった。

この制度は、都が地区物流の効率化を支援するために運用を開始したもので、開発地域周辺で物流車両の増加が交通混雑や歩行者の安全を阻害する一因となってきたことから、「新たな都市開発の物流課題を解決するためには建物管理者、運送事業者、テナントが連携して取り組むことが重要」だとして、館内物流を認定対象とできるよう体制を整えていた。

佐川急便が第1号として認定された計画によると、対象区域は港区赤坂9丁目の5.5ヘクタールで、館内物流を効率化することにより、施設周辺のトラックや路上荷捌き車両を削減し、交通混雑の改善や歩行者の安全確保を図ることを目的としている。

具体的には、人、物、車、情報を一元的に管理し、共同配送の促進や直接納車車両を含めた入館車両の管理を行う。商業施設、オフィス、住宅に届ける宅配や直接納品車両の管理など、施設の入り口から入居者までの物流に関連するセキュリティ、利便性を向上させ、効率化につなげる。

佐川急便が認定された館内物流計画のイメージ