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「さっと!ロシア」「エアさっと!ロシア」発売

日通、ロシア向け複合一貫輸送商品を強化

2014年9月30日 (火)

国際日本通運は9月30日、ウラジオストク営業所を活かした小ロット貨物対象の複合一貫輸送商品として、日本発ウラジオストク経由モスクワ向けのシー&エアサービス「エアさっと!ロシア」と重量建てのシー&レールサービス「さっと!ロシア」を発売した。

モスクワなどのロシア西部を中心とした地域へ自動車関連や建設機械関連の企業進出が多く、部材供給などで少量貨物の輸送需要が増えていることから、小ロット貨物に適した輸送サービスのニーズに対応するもの。

新商品はともに小ロットから利用が可能で、コンテナ1基に満たない少量貨物輸送にも対応できるため、顧客はニーズにあった輸送サービスを選択できる。

エアさっと!ロシアは、ロシア極東部のウラジオストクまで海上輸送し、輸入通関後、モスクワ向けに航空輸送する。リードタイムは日本から直接ロシアへ海上輸送する場合に比べて30-35日削減、輸送費は日本から直接ロシアへ航空輸送する場合に比べて20%削減する。

さっと!ロシアはウラジオストクまで海上輸送後、シベリア鉄道輸送でモスクワまで鉄道輸送を行い、リードタイムは日本から直接ロシアへ海上輸送する場合に比べて15-20日削減、輸送費は日本から直接ロシアへ航空輸送する場合に比べて35%削減する。

ロシア日通は2012年にウラジオストク営業所を開設、通関などで発生するトラブルに素早く対応できるようになり、発着ともに日通グループによる一貫輸送が可能となった。

同社はロシアで、モスクワのモスクワディストリビューションセンター(2009年)など7拠点を展開しており、航空輸送、欧州・黒海経由の海上輸送、シベリア鉄道を利用したシー&レールサービス、ウラジオストク経由海上混載サービスなど、さまざまなモードを駆使したロシア向け輸送サービスを提供している。

これらのメニューに新商品を追加することで、ロシア向けの複合一貫輸送商品を強化し、リードタイム削減、顧客の輸送費用削減を実現するとしている。