山九、日本精蝋のタイ拠点で工事・物流受託

ロジスティクス山九は2日、日本精蝋のタイ現地法人から、タイヤ老化防止用WAX製造設備の建設工事と構内操業、物流業務を8月8日に受注したと発表した。

日本精蝋は、同国レムチャバン港から東に40キロのヘマラートイースタンシーボード工業団地で、年間2万トンのタイヤ老化防止用WAX製造設備の建設を行う。

山九は工場建屋と事務所棟の設計・施工、機器・配管設計、制作、据付、配管工事を担う。

工期は8月から2015年7月までの12か月で、工場完成後には24時間体制で構内操業（充填・包装作業）、構外物流（製品運搬、倉庫保管、出荷作業など）と輸出作業も行う。工場完成後の構内要員数は50人。

山九は今回の受注について「プラント・エンジニアリング、ロジスティクス、オペレーションサポートの3事業が有機的に結びついた、山九グループのユニークなビジネスモデルが実現できた事例」と説明している。