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DNP、ドキュメント管理サービスを開始、保管・配送対応も

2014年10月7日 (火)

サービス・商品大日本印刷(DNP)は7日、企業向けに「ドキュメント管理サービス」の提供を開始すると発表した。

ICタグを用い、企業の重要書類やデータを収録したディスクを安全で効率的に管理するシステムで、書類の電子化受託と書類・ディスクの保管受託を組み合わせた。

金融機関を中心に、内部統制強化の一環として、高い情報セキュリティを備えた重要書類などのドキュメント管理ニーズが高まっていることから、新サービスを開始することにしたもの。

書類の電子化受託サービスは、紙の書類を電子化して、パソコンなどで閲覧できる状態にする作業と、データを収録したディスクへのICタグやバーコードなどの貼付け作業を受託するもの。電子化したドキュメントを、ネットワークを通じて閲覧するシステムの提供にも対応する。

ICタグを利用したドキュメント管理システムは、自社でドキュメント管理を行う企業向けに販売する。

個々のドキュメントに貼付されたICタグを、保管受け入れ時にICタグリーダーで読み取り、ドキュメントの貸出・返却から、棚卸し管理、廃棄までを効率的に管理する。

ドキュメントの貸出処理を行わずに専用ゲートを通ると警報が鳴り、不正な持出しを防止する。利用頻度が高いドキュメントには直接1点ごとに、利用頻度が低いドキュメントはまとめて収納したダンボール箱に1つICタグを貼るなど、さまざまな運用方法に対応できる。

書類・ダンボール箱が重なった状態でも一括読取りが可能な積層タイプ、ディスクに直接貼付けできるタイプなど、貼る対象ごとに最適なICタグをラインアップしている。

また、ドキュメントの保管受託サービスは、企業で保管しきれないドキュメントをDNPの倉庫で保管。専用の在庫管理システムを利用し、入出庫の指示を受け付けて引取り・配送にも対応する。

同社では、金融機関を中心にドキュメント管理サービスを提供し、16年度までの3年間累計で5億円の売上を見込んでいる。