川崎汽船、エルサルバドルへの海上輸送に協力

マルタ・セラヤンディア・エルサルバドル駐日大使（中央）、原幸一郎・フルタイムシステム代表取締役（右）、奥村邦夫・川崎汽船 エルサルバドル名誉領事付

環境・CSR川崎汽船は10日、神奈川県・藤沢市消防局からエルサルバドルに寄贈される消防車1台、救急車1台の海上輸送に協力すると発表した。

四国よりやや大きい国土に600万人の人々が暮らす同国では消防車が全土に19台しかなく、慢性的に不足している状態が続いていることから、同国のマルタ・セラヤンディア駐日大使が以前藤沢市に居住していた縁で、同市の消防局で使用していた消防車、救急車を寄贈することになった。

川崎汽船の前川弘幸・特別顧問が同国の名誉領事を務めている関係で、同社に協力要請があり、原幸一郎氏（フルタイムシステム社長、日本エルサルバドル協会会長）の支援で車体整備が行われ、8月31日に救急車が、10月10日に消防車が、横浜港で川崎汽船の自動車専用船に船積された。