ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

大東港運、太洋物産の第三者割当増資を引受け

2011年4月7日 (木)

ロジスティクス大東港運は7日、食材を中心とした貿易や卸売業を展開する太洋物産が第三者割当増資2億円分のうち、1億円分を引き受けると発表した。

 

太洋物産はリーマンショック後の経営環境の変化に苦慮し、昨年12月末時点で純資産が3億4800万円のマイナスと債務超過額を拡大。しかし、大東港運は、昭和40年代から取引関係を続けている太洋物産が昨年11月に策定した経営改善計画を「高く評価している」として、引受けを決めたという。

 

太洋物産は2008年9月期に売上高787億4800万円、最終利益7200万円となっていたが、リーマンショックによって経営環境が悪化した09年9月期には売上高533億7700万円、最終損失35億800万円と最終赤字に転落。直近の10年9月期は売上高404億4300万円、最終赤字27億7400万円となっていた。

 

第三者割当増資は1株70円で285万8000株を発行し、総額2億円を調達する。払込期日は26日で、大東港運は50%にあたる142万9000株を1億円で引き受け、持株比率が12.71%となる。