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日通、ロッテルダムに「欧州クロスドックセンター」開設

2011年4月12日 (火)

ロジスティクス欧州クロスドックセンター日本通運は12日、オランダ日本通運がロッテルダム港マースフラクテ地区に、海運貨物の輸出入CFS施設「欧州クロスドックセンター」を開設したと発表した。

 

同センターを利用し、4月1日から日本・アジア発欧州向け小口海上貨物の「翌日転送サービス」を開始、貨物到着後、欧州各地への翌日転送により、従来比1-3日の輸送日数短縮を実現した。

 

ロッテルダム港マースフラクテ地区は、オランダ政府による港湾重点施策の対象地区として開発が進められており、欧州最大規模のコンテナターミナルを設置、欧州の新たな海の玄関口になることが見込まれている。

 

オランダ日通では、大型船のバースが同地区にシフトすることや、交通の利便性が良いことに着目し、フォワーダーとしては初めて、同地区への進出を果たした。

 

これまで、海運貨物の輸出入CFS業務をロッテルダム市内の同社拠点で行っていたが、今般開設したCFS業務専用の施設「欧州クロスドックセンター」は港湾地区にあることから、ヤードの混雑や道路状況に左右されないため、コンテナ配送時間のスケジュール設定が可能となった。

 

さらに今後は、空の玄関口であるオランダ・スキポール空港の同社航空貨物拠点と同センターとの間に集配便を運行し、海空の区別なく貨物を取り扱うことが可能なワンストップサービスの提供を進める。

 

■新拠点の概要
名称:オランダ日通欧州クロスドックセンター・ロッテルダム
延床倉庫面積:3900平方メートル
事務所面積:190平方メートル