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横浜ゴム、原油荷役向けSTSホースで国際認証取得

2014年10月24日 (金)
STSホースを使った原油荷役の様子

STSホースを使った原油荷役の様子

話題横浜ゴムは24日、2船体間の原油荷役に使われる同社製品「シーフレックスSTSホース」が、ロイドレジスターから2つの国際認証を取得した、と発表した。

取得したのは、英国規格協会が発行する原油荷役用ホースに関する規格と欧州標準化委員会が発行する非導電性カバーゴムに関する規格。STSホースは過酷な使用条件での耐久性、火災防止などの安全性が厳しく求められる。同社は「今回2つの国際規格を取得したことで製品への信頼性がさらに高まった」としている。

シーフレックスSTSホースは、タンカーなどが互いに接舷して原油荷役作業を行う際に使用されるもので、耐久性を高める目的でゴム層の内部にスチールワイヤーをらせん状に埋め込むタイプのものがあるが、横浜ゴムのSTSホースはスチールワイヤーなしでも耐久性を発揮するのが特徴。このため、ホース重量が軽く、取り扱いやすいメリットを持つ。

同社は現在、インドネシア・バタム島に空気式防舷材とマリンホースの新工場を建設しているほか、9月には米国企業からイタリアのマリンホースの生産販売会社を買収するなど、積極的な販売拡大活動を進めている。