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稼働率が95%に上昇

プロロジス、7-9月の賃貸契約面積は380万平方メートル

2014年10月28日 (火)

財務・人事プロロジスが28日に発表した7-9月期の決算結果によると、3か月間に同社が世界で契約した物流施設の賃貸契約面積は380万平方メートルとなった。9月末時点の稼働率は95%で、前年同期実績に比べて1.1%、前四半期比では0.4%それぞれ増加した。

既存顧客の契約更改率は83.9%となり、契約更新時の賃料上昇率は会計上9.7%(米国15.5%、アジア10.2%、欧州0.2%)、同一施設のNOI(利回り)は3.7%上昇した。

また、期中の投資額は19億ドル(2071億円)となり、このうち6億9750万ドル(760億円)を新規開発に充てたほか、8億8380万ドル(963億円)を既存物流施設の取得に、3億5750万ドル(389億円)をノース・アメリカン・インダストリアル・ファンドに投資し、所有率を63.3%に引き上げた。

同社のハミードR.モガダム会長兼CEOは「今期の実績には非常に満足している。グローバルの稼働率が95%に到達したことと、契約更新時の賃料上昇率がここ数年の中で最高水準になっていることが今期の好業績の要因」と述べた。

また、マイク・カーレス最高投資責任者は「開発利益は引き続き平均を上回っており、多年にわたり利益を産み出す準備が整った。われわれは開発に適した場所に土地を保有しており、およそ90%が、需要が伸びている主要都市部に立地している」と、今後の開発力に言及。

最高財務責任者のトム・オリンガー氏は「利益とNAVに対する為替リスクを大幅に軽減することができた。引き続き、現在の低金利を活かして長期的視点で資本の形成に努め、より良い債務ポートフォリオと流動性の向上を目指す」と述べた。