国内ハンディ市場、13年度は2.3％減の270.5億円

調査・データ矢野経済研究所は30日、国内ハンディターミナル市場の調査結果を発表した。

調査結果によると、2013年度のハンディターミナル市場規模は前年度比2.3％減の270億5700万円で、国内メーカー出荷台数は32万6550台（3.6％減）となった。

12年度に続き、大口ユーザーのリプレース（機器代替）期間の長期化などが影響し、台数、金額ともに前年度を下回る傾向が続いた。

14年度は一転して、出荷台数が35万6100台（9％増）、出荷額も292億2300万円（8％増）と増加を予測。

懸念されていたスマートフォンやタブレット端末への置き換えによる出荷台数の減少については、「小売業の一部など特定分野での発生にとどまり、現時点では市場全体への大きな脅威にはならない」と分析し、「今後もハンディターミナルの需要は底堅く、安定した傾向が続く」と予測した。

■資料「2014年版ハンディターミナル／業務用タブレット市場の現状と将来展望」の詳細
http://www.yano.co.jp/market_reports/C56116500