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伊藤忠ロジ、中国の低温物流網強化へ大連遠洋と合弁会社

2014年10月30日 (木)

国際伊藤忠ロジ、中国の低温物流網強化へ大連遠洋と合弁会社伊藤忠ロジスティクスはこのほど、冷凍冷蔵倉庫業の松岡(山口県下関市)と共同で、中国国営水産会社「大連海洋漁業集団」傘下の大連遠洋漁業国際貿易と合弁会社「大連遼漁遠洋冷鎖物流」を設立すると発表した。27日に大連で調印式を行った。

現在、展開しているコールドチェーンネットワークをさらに発展させるため、中国東北地区で「圧倒的な取扱い規模」をベースとする大連海洋と合弁会社を設立することに合意した。

新会社は、大連遠洋が経営・マネジメントを中心に、伊藤忠ロジスティクスは国際物流機能や倉庫業、運送業などの機能を全面的に提供し、松岡が持つ冷凍冷蔵物流の運営ノウハウを組み合わせる。

まずは、中国東北地区でのコールドチェーン業務に取り組み、将来的にASEAN地域を含めたコールドチェーンネットワークの拡大を目指す。

同社は、中国で生活消費材分野、医薬品分野、自動車分野などを注力分野として幅広く手掛けており、特に食品・食材分野を重視。食文化の成熟・鮮度意識が高まっているものの、低温物流(コールドチェーン)の普及が遅れていることに着目し、02年に冷凍冷蔵倉庫業務・配送業務を行う現地法人を青島に設立、華東・華北地区でコールドチェーン事業を展開している。

新会社の概要
名称:大連遼漁遠洋冷鎖物流有限公司
所在地:中国大連甘井子区大連湾
事業内容:運送業(含む冷蔵・冷凍・保鮮)、普通貨物輸送ほか
設立:2015年1月