財務・人事アルプス物流が10月31日に発表した4-9月期決算は、電子部品物流、消費物流の両事業で増益を達成し、営業利益が7.7%増(前年同期比)となった。
主力の電子部品物流事業は、運送・保管・輸出入業務で生産性向上に取り組み、海外のビジネス拡大が進んだこともあって増収増益となった。部門売上高は197億3600万円(8.9%増)、営業利益は14億6200万円(5.2%増)となった。
消費物流事業を担う流通サービスでは、これまで生協の個配関連業務を柱として事業拡大を進めてきたが、新しいビジネスモデルの確立に向けて首都圏で宅配サービス「RSQ(レスキュー)便」の拡大など、体制整備に取り組んだ。これにより、同事業の売上高は122億3000万円(3.8%増)、営業利益は2億4400万円(90.6%増)となった。
商品販売事業は、前年同期に生じた円安進行による原価低減効果がなくなった影響で14.6%の減益となった。
[アルプス物流]2015年3月期第2四半期連結決算(単位:百万円)
2015年3月期第2四半期 | 2014年3月期第2四半期 | 増減 | |
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売上高 | 40,994 | 38,159 | 7.4% |
営業利益 | 1,984 | 1,842 | 7.7% |
経常利益 | 2,047 | 2,019 | 1.4% |
当期純利益 | 1,115 | 1,050 | 6.1% |