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岡部、茨城県下妻市に新工場、千葉工場から段階的に移管

2014年11月12日 (水)

荷主建設用金属材メーカーの岡部は12日、新工場を建設するため茨城県下妻市に工場用地を取得すると発表した。2016年1月の稼働開始を目指す。

同社は、創業100周年にあたる2017年を最終年度とする中期経営計画で、国内外に新工場を建設する方針を打ち出しており、この取り組みの一環として下妻市に国内最大規模となる工場を建設する。

同社では現在、久喜工場(敷地面積4万4000平方メートル)を主力工場として、千葉工場(2万平方メートル)、京都工場(2万平方メートル)の3工場を展開しているが、新たに茨城工場(8万3000平方メートル)を新設し、生産設備の一部を千葉工場から移設すると同時に、新規設備を増設して千葉工場は段階的に閉鎖する。

千葉工場の4.2倍の敷地面積に加え、圏央道の全線開通後は物流面でも利便性の高い立地となる。需要が見込まれる耐震・免震製品を中心とする構造機材製品の製造を行う。

建設工事は2期に分けて実施し、第1期では敷地の半分を使って工場棟、事務棟を建設。設備の新設と千葉工場の生産機能を吸収する形で立ち上げる。これにより、生産能力は千葉工場の1.5倍程度とする計画で、千葉工場の敷地内に併設している構造実験棟は当面、現状のままとする。

第2期工事は需要動向を勘案しながら、工場棟、事務棟の増設、総合実験センターを建設し現在の構造実験棟の機能を吸収する計画。投資総額は65億円。