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イーソル、デンソーの車両データ記録ツールに自社製品搭載

2014年11月13日 (木)

サービス・商品イーソル(東京都中野区)は13日、デンソーが開発した車速、エンジン回転数、車両位置情報などの車両データを記録するデータロガー「CAN-GatewayECU」に、自社の「μITRON4.0」仕様準拠リアルタイムOSをベースとするソフトウェアプラットフォーム「PrKERNELv4プラットフォーム」が採用されたと発表した。

CAN-GatewayECUは、サーキット走行時の車速、エンジン回転数、ステアリング舵角、GPSから取得した位置情報などの車両データを記録するデータロガーで、CAN-GatewayECU本体に記録されたデータはUSBメモリに転送でき、専用のゲーム機とソフトウェアを使用して、サーキットで実際に走行した子をCG映像で再現できる。

このデータロガーに採用されたPrKERNELv4プラットフォームは、PrKERNELv4をコアに、開発ツール、電源断対応機能を持つFATファイルシステムやUSBスタックを含むミドルウェア、プロフェッショナルサービスで構成。このプラットフォームの提供を通じ、走行時の車両データの記録時に求められる優れたリアルタイム性の確保、信頼性の高いシステムの構築を可能にした。

イーソルは現在、eT-KernelとeBinderの機能安全規格の第三者認証の取得に向けた取り組みを行っており、近く自動車向け機能安全規格ISO26262の車載向け安全度水準(ASIL)Bの認証を取得する見込み。