日立、輸送費削減へATM生産拠点を統合

荷主日立製作所は25日、日立オムロンターミナルソリューションズの旭本社と豊川事業所に分散しているATM・端末事業関連の国内生産機能を、2016年3月末までに旭本社に統合すると発表した。

これにより、拠点間で発生する輸送費などのオペレーションコストの最適化と生産効率の向上を図り、旭本社の設計・品質保証部門と製造部門の連携を強化することで、マザー工場としての機能を高める。

併せて、日立オムロンターミナルソリューションズで行っていたATM・端末事業関連製品向けのプリント基板への電子部品実装（PCBA）工程を、日立情報通信マニュファクチャリングに移管。PCBAのノウハウ共有や部品共通化などによるコスト競争力強化を図る。