産業・一般製造向けアウトソーシング事業を展開する日本マニュファクチャリングサービス(NMS)は、8月に提携した日本通運と共同で、製造業をターゲットとした国内営業体制を整え、製造と物流をパッケージ化して販売する。この取り組みで、製造と物流合わせて2019年度に300億円の売上を目指す。
同社が公表している電気機器メーカー向けの事例イメージでは、顧客企業が生産計画から部材準備、組立・検査、出荷へと流れる工程のうち、部材準備の段階で部材リストに基づく倉庫管理を行い、組立工程では入荷リストに基づく荷受け、検収、入庫作業を実施。製造・検査に関連する指示を受けて組み立て、検査、梱包、設備管理、抜取検査を経て、出荷リストに沿って出荷処理、発送を行う。
国内荷360拠点を展開する日通と共同でパッケージサービスを販売することにより、製造業向けのアウトソーシングに強みを持つ自社の事業拡大につなげる。
日通によると、共同の取り組みを発表した10月以降、2か月足らずの間に企業からの引き合いが堅調に増えてきており、今後も自社の広範なネットワークを活用して営業開拓に注力するとしている。