ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

15日に初会合

国交省、荷主・物流事業者マッチングシステム開発へ検討会

2014年12月11日 (木)

行政・団体国土交通省は11日、共同輸配送の促進に向けた荷主と物流事業者のマッチングシステムの開発に向け、検討会を設置し、15日に初会合を開催すると発表した。

物流分野でCO2排出の大半を占めるトラック輸送では、積載率が40%程度と非効率な輸送状況にあり、鉄道・船舶でも積載状況が低くなっていることから「今後のCO2排出量削減のためには積載率の向上を図ることが急務」だとして、共同輸配送の促進が必要と判断。

一方で異業種間の交流が少なく、共同輸配送を促進する上で欠かせない企業同士の物流情報の共有が進まず、課題となっているため、15年度いっぱいまでの2年間を通して「調査の一環」として企業間マッチングシステムを試作開発しながら利便性や課題などを整理。異業種間も想定した共同輸配送を促すマッチングの仕組みを構築し、低炭素化につなげる。

この取り組みは国交省が環境省と連携し、学識経験者、物流事業関係者、荷主企業関係者などからなる検討会を設置した上で課題、対策を検討する。

初会合では、マッチング実現のための条件、必要な物流情報データベースなどの意見交換を行う。

■検討会の委員
座長:兵藤哲朗氏(東京海洋大学海洋工学部流通情報工学科教授)
小粥満氏(SBSロジコム越谷貨物ターミナル支店支店長)
佐々木健二氏(キユーソー流通システム常務取締役)
嶋津光明氏(日本通運海運事業部専任部長)
鈴木庸男氏(やまや商流専務取締役)
恒吉正浩氏(ファイネット営業推進部部長兼企画部部長)
丹羽和彦氏(富士通物流企画統括部物流購買部部長)
樋口仁氏(中越通運取締役関東ALC室室長)
北條英氏(日本ロジスティクスシステム協会環ロジスティクス環境推進センター副センター長)
環境省地球環境局地球温暖化対策課
国土交通省総合政策局物流政策課企画室
富士通総研(事務局)