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10月の商業販売額0.3%増加、経済産業省調べ

2014年12月12日 (金)

調査・データ経済産業省が12日に発表した商業販売額の動向によると、10月の商業販売額(確報)は38兆7190億円で前年同月比0.3%増となった。このうち卸売業は27兆3510億円(0.1%減)、小売業は11兆3680億円(1.4%増)。商業販売額の季節調整済前月比は1.2%減、卸売業0.4%減、小売業 1.4%減だった。

■卸売業、家具・建具・じゅう器が15.3%減
卸 売業を業種別にみると、家具・建具・じゅう器卸売業が15.3%減、医薬品・化粧品卸売業が3.6%減、農畜産物・水産物卸売業が2.9%減、衣服・身の 回り品卸売業が2.6%減、その他の卸売業が2.1%減、機械器具卸売業が2%減、建築材料卸売業が1.7%減となった。

一方、繊維品卸売業は9.9%増、食料・飲料卸売業が4.6%増、各種商品卸売業が3.7%増、化学製品卸売業が2.2%増、鉱物・金属材料卸売業が0.7%増となった。

大規模卸売店販売額は9兆850億円で1.6%増。商品別にみると、その他の輸送用機械器具が27.6%増、非鉄金属が14%増、自動車が13.7%増、鉄鋼が10.6%増、鉱物が8.1%増などとなった。一方、家庭用電気機械器具は8%減、一般機械器具が7.6%減、建築材料が7.4%減な どと なった。

10月の商業販売額0.3%増加

■百貨店販売額は0.2%減
小 売業を業種別にみると、織物・衣服・身の回り品小売業が4.7%増、飲食料品小売業が3.4%増、医薬品・化粧品小売業が1.9%増、その他小売業が1.8% 増となった。一方、機械器具小売業は5.3%減、自動車小売業が1.5%減、燃料小売業が1.1%減、百貨店などの各種商品小売業が0.1%減となった。

10 月の大型小売店販売額は1兆6065億円(1%増)、このうち百貨店は5293億円(0.2%減)、スーパーは1兆772億円(1.5%増)となっ た。商品別にみると、衣料品が1.7%減、飲食料品2.6%増、その他は前年同月と変わらず。大型小売店の季節調整済前月比は2.1%減で、うち百貨店が 5%減、スーパーは0.7%減となった。

百貨店の主力商品である衣料品は、その他の衣料品が5.9%減、婦人・子供服・洋品が0.8%減、紳士服・洋品が1.2%増、身の回り品が0.8%増となったため、衣料品全体では0.4%減となった。

飲食料品は0.7%増、家具が8.9%減、家庭用品が3.7%減、食堂・喫茶が2.2%減、家庭用電気機械器具が6.6%増、その他の商品が0.6%増となったため、その他全体では0.7%減となった。

スーパーの衣料品は、その他の衣料品が10.9%減、婦人・子供服・洋品が4.4%減、紳士服・洋品が3.7%減、身の回り品が3.2%減。衣料品全体では4.7%減となった。

主力の飲食料品は2.9%増。その他の商品が1.5%増、食堂・喫茶が10.6%減、家具が6.1%減、家庭用電気機械器具が3.2%減、家庭用品が1.9%減となったため、その他全体では0.4%増となった。

■コンビニ販売5.7%増
コンビニエンスストアの商品販売額、サービス売上高は8935億円(6%増)となった。商品別ではファーストフード、日配食品が3276億円 (8.8%増)、加工食品が2370億円(5.2%増)、非食品が2849億円で(2.8%増)となったため、商品販売額は8496億円(5.7%増)へ と増加。また、サービス売上高は440億円で13.4%増となった。

10月の商業販売額0.3%増加