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ストックヤード7ha、年間最大200万トン取扱い

北九州・響灘に国内最大のバイオマス燃料集配基地が進出

2014年12月17日 (水)

拠点・施設北九州・響灘に国内最大のバイオマス燃料集配基地が進出北九州市港湾空港局は17日、エネルギー資源開発(ERE、東京都千代田区)がバイオマス発電所用の燃料を輸入・ストックし、国内の各発電所に供給する日本最大のバイオマス燃料集配基地を、響灘地区に建設する、と発表した。

同市は響灘地区の特性を活かし、大規模な再生可能エネルギー施設の立地を進めており、誘致活動の結果、EREが若松区響灘地区ひびきコンテナターミナル西側に7ヘクタールの燃料貯蔵用ストックヤードを設けることとなった。

この拠点建設にEREは30億円の事業費を投入し、2017年度の供用開始を目指す。完成後の年間最大取扱量は200万トンで、バイオマス燃料を北米やアジアから輸入して基地に移送後、ストックヤードで備蓄、響灘基地から全国の発電所へ海上輸送する。バイオマス燃料の種類は未利用木材、農作物残渣。

市はバイオマス燃料集配基地が響灘地区に進出することについて、「本市が目指す低炭素社会の好例となり、臨海部産業用地の利用と港湾インフラの活用、ひいては地域経済の振興と雇用の創出、本市の更なる物流拠点化にも大きく寄与する」と期待を表明。「事業の実現を全力でバックアップしていきたい」としている。