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年間100億円の収益改善見込む

コスモ石油と東燃ゼネラル、千葉で共同事業会社設立

2014年12月19日 (金)

荷主コスモ石油と東燃ゼネラル石油は19日、両社の千葉製油所の効率化に向けた共同事業で基本契約を締結したと発表した。両社は今後、「国際競争力を持った国内トップクラスの製油所」を目指し、具体策を協議をする。

共同事業はコスモ石油千葉製油所(1日の処理能力22万バレル)と東燃ゼネラルグループの極東石油工業千葉製油所(15万2000バレル)を対象としたもので、来年1月7日に共同事業会社「京葉精製共同事業合同会社」を設立する。

また、両製油所を結ぶパイプラインを敷設することに正式合意。共同事業会社は、パイプライン完成に先行して両製油所の生産計画を一体的・総合的に立案し、生産効率の向上を目指す。常圧蒸留装置を含めた設備の最適化も併せて検討する。

パイプライン完成後、共同事業会社へ精製設備を一元化し、パイプラインを活用することで、年間100億円程度の収益改善を見込む。