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カネカ、再生医療品の定温輸送システム発表

2014年12月26日 (金)

ロジスティクスカネカ、再生医療品の定温輸送システム発表カネカの子会社で主にヒト多能性幹細胞2など細胞製品の搬送システム開発を手掛ける玉井化成(北海道小樽市)は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のプロジェクトに参画し、再生医療製品の定温輸送システムを発表した。

ヒト多能性幹細胞製品の搬送容器と、定温搬送できるようにする温度維持性能の技術を紹介し、強みとしている蓄熱材の開発からパッケージ・ソリューションまで一貫して対応することで、再生医療製品製造システムの発展に貢献が期待できると発表したもの。

玉井化成は潜熱蓄熱材と発泡スチロール成形品を製造している強み、知見、ノウハウを生かし、天然油脂から加工した原料を主剤に、複数の有機化合物との組み合わせて融解、凝固のバラツキを抑制した定温輸送用パッケージ「TACPack」を2013年7月から販売している。同社は、再生医療を含む国内外の医療分野の市場で、2020年に10億円の売上を目指す。