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横浜ゴム、不二精工のタイヤビード部門を取得

2015年1月5日 (月)

荷主横浜ゴムは5日、不二精工(岐阜県羽島市)のタイヤビード専門会社「亀山ビード」の全株式を取得し、完全子会社化した。グループにタイヤビード専門会社を加えたことで、今後は高度なビード製造技術を展開するとともに、「さらなるコストダウンを図る」としている。

同社は昨年8月、不二精工からタイヤビード製造事業を譲り受けることで合意しており、今回の株式取得はスケジュールに沿って行われたもの。合意に基づき、既に不二精工は昨年8月に亀山ビードを設立、10月には亀山ビードに不二精工の亀山工場を分社化する手続きを終了していた。

タイヤビードはタイヤをホイールに固定するためのワイヤーで、タイヤに必ず組み込まれる重要部品のひとつ。これまで、横浜ゴムは自社が使用するタイヤビードの一部を不二精工から購入してきた。今回の株式取得に合わせ、不二精工が持つタイヤビードに関する知的財産使用権のライセンス契約、設備保全契約も結んだ。