鴻池運輸、訪日観光客取り込みへタイで旅行事業開始

国際鴻池運輸は20日、子会社で旅行事業を担う日本空輸がタイの旅行業界に進出し、昨年11月下旬から本格的に業務を開始したと発表した。

日本空輸は、訪日外国人旅行者が増加していることを受けてタイの旅行業界に進出。最初の営業拠点として「ジャパンエアウェイズ・タイランド」（バンコク）の設立に参画し、昨年11月下旬から営業活動を開始した。

日本空輸は1966年に旅行事業を開始後、全国6か所の営業拠点を展開し、国内格安旅行パック「グッドトリップエクスプレス」を中心に提供している。

一方、鴻池運輸は09年にタイに進出し、これまでに同国で7社の現地法人を展開し、事業基盤を構築してきた。日本空輸はこうしたグループの経験を生かし、「同業他社の展開していない特色のあるインバウンド旅行」を提供していく。今後はタイ周辺の東南アジア諸国へもビジネスモデルを展開する。