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佐川急便、JR博多シティの館内物流業務を受託

2011年5月13日 (金)

ロジスティクス「JR博多シティ」向け物流拠点として運用する佐川急便福岡流通センター佐川急便は12日、3月3日にグランドオープンした「JR博多シティ」の館内物流業務を博多ターミナルビルから受託したと発表した。館内物流事業の立ち上げ当初から参画して意見交換を行い、オープン前の搬入時から物流センターの運営、館内での人・車・物の導線をコントロールし、効率的な館内物流を運営している。

 

今回のケースでは、九州自動車道・福岡IC近くの佐川急便福岡流通センター(福岡県糟屋郡粕屋町)の一部を「JR博多シティ」向け物流拠点として運用することで、全国から送られてくる荷物を一旦、同センターに搬入し一時保管する。店舗ごとに仕分けた上で佐川急便の車両で定期的に「JR博多シティ」地下の物流センターに持ち込み、同社スタッフが各店舗に配達を行う。

 

また百貨店向けに、子会社のワールドサプライが納品代行業務を提供する。これにより、ほかの配送トラックが納品などで乗り入れる必要がなくなり、納品車両の大幅な削減、待機時間の短縮を実現、1日当たり約100台の納品トラック台数を25台に集約し、JR博多駅周辺の環境負荷低減や周辺地域の渋滞緩和につながっているという。

 

また、佐川急便が飛脚クール便の輸配送で業務提携しているニチレイロジグループの福岡クールセンター(福岡市東区)を活用し、冷凍・冷蔵保管が必要な在庫商品の一時保管と配送を実施。当日11時までに連絡があった受注は、佐川急便側で必要在庫をピッキングし、JR博多シティとクールセンターを結ぶ定期便で店舗まで届ける。これにより店舗に在庫スペースがない場合でも、在庫切れによる販売チャンスの喪失を防ぐことができる。

 

このほか、JR博多シティの専門店ゾーン「アミュプラザ博多」内に、宅配カウンターを開設。宅配便の取り扱いや手荷物一時預かりサービスを提供している。アジアへの玄関口という立地から、外国人観光客向けに国際宅配便「sgx」の取り扱いを行っており、世界220以上の国や地域へ配送することが可能。