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神戸市、イチゴの香港向け海上輸送試験を開始

2015年1月28日 (水)

ロジスティクス神戸市、イチゴの香港向け海上輸送試験を開始神戸市は27日、神戸産の農水産物を世界に発信していく取り組みの第1弾として、神戸産イチゴを香港へ輸出する試験とプロモーションを展開すると発表した。一般的にイチゴの輸出は空輸で行われているが、神戸港の利用促進につなげるため、海上輸送試験も実施する。

輸出試験は昨年12月、空輸で香港バイヤーによる神戸産イチゴ60キロの品質確認を実施。今月から海上輸送試験も開始する。イチゴの長期輸送に最適な温度・空気組成をテストするほか、長期輸送に適するイチゴの品種選定試験を実施し、香港マーケットでの神戸産イチゴの評価を調べる。

神戸市のイチゴ栽培は1920年頃に神戸市北区有野町(旧有馬郡有野村)の二郎(にろう)地区で始まったとされ、都市部と農村部が隣接する神戸ならではの立地を活かして「完熟」「新鮮」を特徴として発展してきた。

現在は、ビニールハウスなどの生産施設や物流技術が改良され、12月から6月までの間にさまざまな品種のイチゴを出荷することが可能となり、観光イチゴ狩りが行われているほか、近隣の農産物直売所を中心に販売されている。

■神戸産イチゴの生産
生産者数:153戸(北区56戸、西区97戸)
生産面積:30ha
生産量:400t
主な産地北区有野町、大沢町、西区岩岡町、伊川谷町、押部谷町
主な生産品種:章姫、やよいひめ、おいCベリー、紅ほっぺ、さちのか、さがほのか