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丸亀市に10万m2の土地取得し大型船建造ドック新設

今治造船、2万個積み超大型コンテナ船を11隻受注

2015年1月29日 (木)

荷主今治造船は29日、2万個積み超大型コンテナ船を11隻受注した、と発表した。

受注したのは海外船主向けに開発した船型で、環境に配慮し、最新省エネ技術を駆使。全長400メートル、幅59メートルで、1船目は2018年初頭の竣工を目指す。

同社はコンテナ船分野で200隻以上の建造実績を持ち、95年には4800個積みオーバーパナマックス型コンテナ船を、08年には8100個積みコンテナ船を建造。3月には最大級の1万4000個積みコンテナ船が竣工する。

2万個積みメガコンテナ船の受注に伴い、丸亀市土地開発公社から同社丸亀事業本部に隣接する10平方メートルの埋立地の払い下げを受け、長さ600メートル×幅80メートルの大型新造船建造ドックを新設する。

既に国土交通省のドック建設許可を取得しており、りんかい日産建設、大林組、東洋建設の共同企業体が来月着工し、2016年10月に完成する計画。00年完成の西条工場ドック以来となる新設ドックは、吊り能力1200トンのゴライアスクレーンを3基備え、ブロック工場など含めて400億円の設備投資となる見込み。