ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

日本郵船、主要部門で利益改善、3Q経常益22.3%増

2015年1月30日 (金)

財務・人事日本郵船が30日に発表した4-12月期決算は、不動産と「その他事業」を除くすべてのセグメントで利益が改善し、全体の経常利益は22.3%増の618億円となった。純利益は独禁法関連引当金繰入の影響で0.3%増の284億円にとどまった。

北米航路から始めた効率的なコンテナ運用、粗利の極大化を目指すEAGLEプロジェクトを欧州航路、南米航路など他航路へ展開し、ターミナル関連部門の国内外コンテナターミナル総取扱量が増加した。

通期は燃料油価格の下落や円安方向への推移が収支改善要因になるとみて、営業利益予想を0.3%上方修正。コンテナ船部門で北米西海岸の混雑に伴うスケジュール遅延の影響でコスト増を見込むが、自動車輸送部門、リキッド部門は順調に推移する見通し。

[日本郵船]2015年3月期第3四半期連結決算(単位:百万円)

 2015年3月期第3四半期2014年3月期第3四半期増減
売上高1,782,8581,654,3547.8%
営業利益40,91335,75914.4%
経常利益61,57750,35822.3%
当期純利益28,45728,3850.3%