財務・人事山九が30日に発表した2014年4月から12月まで9か月間の決算は、売上高が3543億7700万円と10.8%の増収、営業利益も構内作業を含めた収益改善が成果を上げて31.2%増益の148億5400万円となった。
売上の52.6%を占める物流事業は、主要港を中心にコンテナ取扱量が増加し、これに伴う荷役・港頭倉庫の作業が増益となった。国際物流は海外の設備輸送案件が端境期となったために低調。3PL事業は国内で新規立ち上げに伴うコストが発生したものの、消費財取扱量の増加と単価改定によるコスト転嫁が進展、海外の自動車部品物流が回復したこともあって増益となった。
機構事業は、海外の一部で不採算工事の損失処理があったものの、全体では増収増益を確保した。
[山九]2015年3月期第3四半期連結決算(単位:百万円)
2015年3月期第3四半期 | 2014年3月期第3四半期 | 増減 | |
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売上高 | 354,377 | 319,734 | 10.8% |
営業利益 | 14,854 | 11,323 | 31.2% |
経常利益 | 15,140 | 10,780 | 40.4% |
当期純利益 | 8,699 | 6,142 | 41.6% |