財務・人事東洋埠頭は2日、2014年4月から12月まで9か月間の決算を発表した。大阪地区の青果物の取り扱いが大きく減少し、同事業を運営する子会社、東洋埠頭青果センターの採算が悪化。中間期に固定資産の減損損失6億6300万円を計上した影響で、最終損益が2400万円の赤字となった。
国際物流事業がロシアの経済情勢の影響を受けて大きく減収となったものの、国内では川崎支店でばら積み貨物の取り扱いが増加し、同支店の物流倉庫が通期稼働したことで、営業利益、経常利益は増益となった。
通期はロシア経済の悪化による荷動き低迷とルーブル下落による為替差損の影響を織り込み、売上高を10億円引き下げて328億円に下方修正。これに伴い、最終利益も1億5000万円減(当初予想比)の5000万円にとどまる見通しとなった。
[東洋埠頭]2015年3月期第3四半期連結決算(単位:百万円)
2015年3月期第3四半期 | 2014年3月期第3四半期 | 増減率(%) | |
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売上高 | 24,302 | 24,803 | ▲2% |
営業利益 | 995 | 893 | 11.4% |
経常利益 | 1,037 | 911 | 13.8% |
当期純利益 | -24 | 486 |