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日通、ラトビア経由のロシア向け一貫輸送開始

2015年2月9日 (月)
日通、ラトビア経由のロシア向け一貫輸送開始

(出所:日本通運)

国際日本通運は6日、ラトビア・リガ港経由でロシア、中央アジア向けの一貫輸送サービスを1月に開始したと発表した。

ロシア、中央アジアへの陸揚げ港として知られるリガ港では、日通の出資するポルテク社がリガ・ユニバーサル・ターミナルを運営していることから、同ターミナルを利用したトライアル輸送を実施、サンクトペテルブルグ港を経由する場合と比べて、5%のコストダウンと4-5日間の輸送日数短縮が可能となることを確認した。

この結果を受けて同社はポルテク社、欧州日通、南アジア・オセアニア日通が共同で同ターミナルを利用した一貫輸送サービスを開発した。

リガ港を経由する輸送により、モスクワ以南への競争力ある運賃・港湾保管料、輸送日数の短縮を実現するほか、不凍港のため冬季でも安定したスケジュールを確保し、港湾混雑が少なく電子システムによるスピーディーな保税転送サービスを提供できる効果を見込む。

リガ・ユニバーサル・ターミナルへの日通の出資比率は10%で、残る90%は三井物産が保有している。