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特種東海製紙、火災事故の直接損害額6億円計上

2015年2月10日 (火)

財務・人事特種東海製紙は10日、島田工場で2014年12月31日に発生した火災事故に伴い、直接損害額として6億800万円を特別損失に計上すると発表した。

1月5日に完全鎮火となったこの火災では、絶乾4300トンの木質チップ、木質チップ貯蔵庫などが焼失した。当局による現場検証は終了しているが、最終的な原因の結論には至っていない。

直接的被害は、原材料、固定資産の除却損失、火災に伴う鎮火、撤去に要した費用などで、仮復旧の過程で発生する操業上のコストには、木質チップの貯蔵や樹種配合を行うサイロが焼失したことによる木質チップ搬入、パルプ製造工程への投入の動線を確保するために発生するコスト、操業低下に伴う製造原価の増加などを含む。

また、保険金の受取額も未確定となっている。