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三井造船、マレーシア向け港湾クレーン29基受注

2015年2月12日 (木)

サービス・商品三井造船、マレーシア向け港湾クレーン29基受注三井造船は12日、マレーシアのウエストポート・マレーシア社から港湾荷役クレーン29基を受注したと発表した。

今回、受注したのは岸壁用ガントリークレーン14基、ヤード用トランスファークレーン15基で、岸壁用のうち10基は世界最大級のサイズで世界最大の1万9000TEU積みコンテナ船の荷役が可能。

ヤード用トランスファークレーンは、運転中の負荷に応じてエンジンの回転数を最適制御する機能(EVSC)を搭載。実績値で従来製品から30%以上の燃費削減効果を上げている。

ウエストポート・マレーシア社はマレーシア最大、世界でも13位(2013年)のコンテナ取扱量となっているクラン港でターミナルを経営しており、同港の貨物の7割以上を同社が扱う。新たに300億円を投資してターミナル拡張に着手、三井造船が納品するクレーンは拡張計画の一部となっている。

拡張完了後、同社の保有するクレーンは岸壁用ガントリークレーン66基でこのうち三井造船製が50基を占め、ヤード用トランスファークレーンは172基で全数三井造船製となる。年間の取扱能力は現在の1100万TEUから1380万TEUに増強される。