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積水化成品工業、台湾でピオセランの事業体制強化

2015年2月23日 (月)

拠点・施設積水化成品工業(大阪市北区)は23日、台湾で事業拡大を目的として現地グループ会社を再編するとともに、発泡プラスチックスの成形などを行う多目的工場を新設したと発表した。

新工場はIT・家電梱包材となる「ピオセラン」(ポリスチレン・ポリオレフィン複合樹脂発泡体)成形品の生産だけでなく、発泡シート成形品の生産も可能な多目的工場としており、工業分野、生活分野の幅広い顧客ニーズへ対応、新規事業展開も図る。

同社がグローバル展開を進めているピオセランは、自動車部品やIT・家電梱包材向けに広く使用されており、台湾では製造・設計会社と販売会社の2社体制で事業展開を進めてきたが、販売強化とスピードアップを図るため、昨年10月に2社を合併して「台湾積水化成品」新設した。

成形品は、これまで生産委託で仕入販売していたが、顧客からの高い品質・性能要求に対応するため、台湾苗栗(ミャオリー)縣に多目的工場を新設し、1月から稼動を開始。これにより、現地でピオセランの製造・販売から成形品の設計・製造・販売・品質保証までを一体で行う体制が整った。