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川崎重工、高速パレタイズロボットなど3シリーズ発売

2015年2月25日 (水)

サービス・商品川崎重工、高速パレタイズロボットなど3シリーズ発売川崎重工業は25日、高速パレタイズロボット「CPシリーズ」、大型汎用ロボット「CXシリーズ」、小型アーク溶接ロボット「BAシリーズ」の3シリーズを3月1日から販売すると発表した。

グローバルに拡大するロボット需要に対応するため、従来シリーズを進化させた新たな製品群として投入し、拡大するロボット需要の取り込みを図る。世界同時に販売を開始し、同時発売の小型・省エネコントローラにも対応する。

高速パレタイズロボットのCPシリーズは、物流工程の箱物、袋物などを対象ワークとするパレタイジング用ロボットで、最大可搬質量180キロの「CP180L」、300キロの「CP300L」、500キロの「CP500L」の3タイプを揃える。

従来の「ZDシリーズ」相当機種(ZD130S、ZD250S)と比べて可搬質量をそれぞれ50キロアップすると同時に、CP500Lでは従来の「MDシリーズ」相当機種(MD500N)と比べ、本体質量を38%低減。また、500キロまでのすべての可搬質量の領域で業界最速の搬送能力を備える。

パレタイズ作業のスピードアップに重要な旋回軸の駆動機構を強化することで、CP180Lで可搬質量130キロの場合、1時間あたり2050サイクルと業界最速の搬送能力を実現。これにより、タクトタイムが短縮する。

左右方向1800ミリ、前後方向1600ミリ、上下方向2200ミリの積み付け範囲に対応した広い動作範囲を持ち、最大可搬質量180キロ、300キロ、500キロの3タイプを揃えて対象ワークやハンドに合わせた最適な可搬質量のロボット選択に対応する。

オプションのパレタイズ専用ソフト「K-SPARC」では、パソコン上でワーク、パレット、積み付けパターンを選択するだけで簡単に動作プログラムを生成できる。レイアウト検討、動作シミュレーションにも対応する。

CXシリーズは、ハンドリングからスポット溶接まで幅広い用途に対応した大型汎用ロボットで、動作スピードの向上やアーム中空構造の採用、本体のコンパクト化を図り、組立やハンドリング工程のスピードアップにつなげた。BAシリーズはアーク溶接用の小型ロボット。