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国交省、東西回廊で複合一貫輸送のトライアル

2015年3月4日 (水)

国際国土交通省は4日、インドシナ半島の東西経済回廊でトラック輸送とベトナム鉄道を活用した複合一貫輸送サービスの構築を目的とした実証事業の一環として、8日から13日にかけて「ラヨン(タイ)-サバナケット(ラオス)-ダナン(ベトナム)-ハノイ(ベトナム)」のルートでトライアル輸送を実施すると発表した。

タイ南部からベトナム北部への輸送は、海上輸送のほかに東西経済回廊を経由したトラック輸送が活用されているものの、経済成長に伴う貨物量の増加で都市部を中心とした交通渋滞や道路負荷の増大が課題になっており、「持続的な経済成長」や環境に対する影響も懸念されている。

そこで、国交省物流審議官部門では、モーダルシフトにつながる「第3の物流ルート」の構築に向け、トラック輸送と鉄道輸送を組み合わせた複合一貫輸送の実証事業に取り組み、その一環としてトライアル輸送を実施することにしたもの。

今回は、リーファーコンテナ輸送によるクロスボーダー冷温輸送(コールドチェーン)サービスのトライアル輸送も併せて実施し、複合一貫輸送のオペレーション上の課題や効果の検証、事業許認可などの制度・手続きについても課題を調べる。