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JSR、リチウムイオンキャパシタの新量産工場が完成

2015年3月5日 (木)

拠点・施設JSR、リチウムイオンキャパシタの新量産工場が完成JSRは4日、リチウムイオンキャパシタ(LIC)の事業会社JMエナジーが山梨県北杜市で建設を進めていた扁平角缶セルの新設量産工場が完成したと発表した。

生産能力は年間300万セルで、この規模のLIC量産工場は世界初。6月から段階的に出荷を開始する。総投資額は60億円で、ドライルームや自動倉庫などの設備を備える。

JMエナジーは2008年11月に世界初の大容量LICの量産設備を稼働させ、「ULTIMOシリーズ」として軽量薄型のラミネートセルと堅牢性に優れた扁平角缶セル、セルを連結させて高電圧で使用するためのモジュールソリューションを世界に向けて供給している。

この中で特に扁平角缶セルは低電圧・据置型の産業機械から高電圧・移動体用途まで幅広い分野で採用が進んでおり、需要量の急速な拡大が見込まれていることから、新工場を建設していた。

■JMエナジー新工場概要
構造:鉄骨構造、4階建て
延床面積:8400平方メートル(端子除く)
着工:2014年4月
投資額:60億円(製造装置、工場建屋、ドライルーム、自動倉庫、コジェネシステムなど含む)
生産能力:ULTIMO扁平角缶セル300万セル/年