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国交省、ベトナムで物流人材育成支援を実施

2015年3月5日 (木)

国際国土交通省は5日、ベトナム運輸省、ハノイ交通技術大学、ホーチミン交通大学と連携してASEAN地域で「物流人材育成支援事業」を実施すると発表した。

ASEAN域内では、物流分野の人材育成・確保が課題となっており、今回、事業を行うベトナムでは昨年12月の日ベトナム物流政策対話、ことし1月の交通次官級会合で、同国運輸省から国交省に協力要請があった。

進出している日系物流事業者にとっても、優秀な現地人材の確保が重要な課題となっており、今回の支援事業では、優秀な現地人材の輩出につなげることを目的として、現地の大学で日本の物流専門家による実践的な講義を実施し、物流実務の知識・ノウハウを提供する。

支援事業は物流技術研修と物流マネジメント研修の2本柱で構成し、物流技術系研修はハノイ交通技術大学で安全管理、車両整備などの物流専門職に関心のある学生10人程度を対象に、9日から12日までの4日間、車両安全管理、車両整備・運行管理、車両技術や実習、日系荷主・物流関連施設へのスタディーツアーを実施する。

物流マネジメント研修は、ホーチミン交通大学で将来的な物流事業管理職候補の育成を念頭に、物流学を専攻する学生20人程度を対象に、16日から20日の5日間実施する。