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爽快ドラッグ、中国向け越境EC市場に参入

2015年3月10日 (火)

EC住友商事傘下の爽快ドラッグ(東京都千代田区)は、中国・上海の住商電子商務と共同で、中国の消費者を対象とした越境EC事業に参入する。

これにより、日本メーカーに対して国内だけでなく、中国での販売、マーケティングを支援できるようにする。

中国で日本製品に対する信頼性や関心の高まりから、日本から中国への個人輸入型ネット通販(越境EC)市場が大きく伸びており、2014年は6000億円を超え、18年には1.4兆円に達すると予測されている。

個人輸入税の緩和や保税試験区の整備など中国政府の後押しもあり、日本から中国への越境EC市場が急激に拡大するとみられることから、日本で培った商品調達力や物流機能、住商電子商務のインターネット店舗運営やマーケティング、中国国内物流のノウハウ、顧客サポート機能などを活用し、越境EC事業を通じて日本製品の販売支援を行う。

まずは「天猫」(Tmall)の国際サイト、「天猫国際」(TmallGlobal)の優良推奨店舗「VIP店舗」として「爽快官方海外旗艦店」を3月中にオープンする。提携先プラットフォームは今後も段階的に拡大していく。

中国向け越境ECでの取扱商品数は500品目から開始し、2年以内に2000品目に拡大する。売上高は17年3月期に20億円、18年3月期には40億円まで引き上げる計画。