日精樹脂工業、中国に新会社設立、販売体制強化

国際日精樹脂工業（長野県坂城町）は10日、中国の販売体制を再編・強化するため、新たな現地法人として日精樹脂工業科技（太倉）を設立、4月1日から業務を開始すると発表した。

新子会社を置く太倉市には、初の海外生産拠点として2009年に日精塑料機械（太倉）を設立し、昨年12月には生産規模を拡張するため工場を新設、移転した。販売拠点の本社を、製造拠点のある太倉市に置くことで、製販一体となった効率運営に取り組む。

これまで拠点を設置していた東莞分公司、大連事務所、天津事務所、武漢事務所がそのまま業務を継続する形で新会社を運営し、きめ細かな営業・サービス活動を展開して顧客満足度の向上を目指す。今回の現地法人設立により、日精樹脂工業グループの海外販売現地法人は13社となる。