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物流関連商材の拡販に注力

トッパンF、ASEAN事業拡大へタイ関連会社に追加出資

2015年3月11日 (水)

国際トッパンフォームズは10日、ASEANでの売上高倍増計画の一環として、タイ関連会社に追加出資したと発表した。

傘下のグループ会社を通じ、タイ関連会社データ・プロダクツ・トッパンフォームズが実施する増資を全額引き受け、株式17.5%を追加取得したもので、トッパンフォームズの持株比率は48%となった。

ASEAN地域では2015年末にASEAN経済共同体(AEC)が発足することから、同社は人口6億人を超える規模の経済圏の誕生に備え、18年度までに域内の売上高を倍増させる取り組みを進めており、今回の追加出資もその一環として実施したもの。

これにより、同社はデータ・プロダクツ・トッパンフォームズを事業拡大の戦略的重要拠点とし、成長戦略の加速を図る。

今後は中国、香港、シンガポール、マレーシアにタイを含めたアジア圏で包括的な営業・製造体制の構築、強化、グローバル品質の標準化を進め、既に受注しているベトナムの電子料金収受システム(ETC)用のFeliCaカード製造・発行に向けた準備をデータ・プロダクツ・トッパンフォームズで始める。

域内で急速に拡大する交通系や流通系などのICカード需要を積極的に取り込むとともに、DPS、ビジネスプロセスアウトソーシング(BPO)サービスや配送伝票などの物流関連商材の拡販を行い、周辺国へと事業を拡大する。