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ホンダ、亀山物流センター跡地で基準値超えるヒ素

2015年3月12日 (木)

国内三重県は11日、本田技研工業から同社亀山物流センター跡地(亀山市)でヒ素による土壌汚染が発見されたとの届けがあったと発表した。

県によると、本田技研工業が同社亀山物流センター跡地(3万6400平方メートル)で自主的な土壌調査を実施したところ、県生活環境保全条例で規定する基準を超過するヒ素とその化合物が基準値の最大1.3倍となる1リットル当たり0.011-0.013ミリグラム検出された。43区画中3区画、319平方メートルで基準を超過していた。

この土地でのヒ素の使用履歴はないとのことで、汚染の原因は不明。敷地境界で地下水の水質も調査を行っており、地下水からはこの物質は検出されていない。

すでに、敷地への関係者以外の立入禁止措置が講じられており、地下水汚染も確認されていないことから、県では「周辺への影響はないと考えられる」としている。

今後、本田技研工業は汚染土壌を掘削除去し、清浄な土壌に入れ替える方針で、県は土壌汚染対策法が適切に実施されるよう指導していく、としている。