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日通、JR貨物から炭化ケイ素を3PL受託

2010年7月5日 (月)

ロジスティクス日本通運は5日、JR貨物国内で製造・販売を行っている「炭化ケイ素」を3PL受託し、モーダルシフト鉄道輸送業務を7月から実施すると発表した。

 

屋久島電工の屋久島工場で生産された「炭化ケイ素」を鹿児島港まで海上輸送し、日通鹿児島支店倉庫へ搬入して一旦保管後、JRコンテナを利用し、全国に輸送するもの。年間の取扱数量は約2万4000トンとなる見込み。

 

これまで、屋久島からの輸送は福岡・愛知・千葉へ分散してそれぞれ海上輸送され、その後トラックで最終目的地まで、二次配送されていた。

 

鹿児島での一か所集約と鉄道輸送を中心とした全国配送へシフトすることにより、CO2排出量が現行比約36%削減でき、拠点集約による在庫管理の効率化、窓口ワンストップ化による事務の簡素化、総物流コストの圧縮につながる。

 

屋久島の、豊富な水力資源を利用して作る「炭化ケイ素」は、ファインセラミックス原料の一種で、主に研磨剤や構造部材、最近では発光ダイオードの原料として使用されている。