住友林業、タイの梱包材メーカーに資本参加

荷主住友林業は16日、シンガポール子会社のSFシンガポールがタイで梱包材の製造・販売や木質製品の流通事業を行うパンアジアパッキングに出資するとともに、同社グループの現地法人でパンアジアパッキングの持株会社となるSFホールディング・タイランド（SFタイ）を設立したと発表した。

タイで木材建材市場の拡大が見込まれていることを受け、パンアジアパッキングに資本参加することで同国市場での収益基盤の確立を図り、事業領域の拡大を目指す。

また、タイ国内事業の拡大を見据えて現地法人（SFタイ）を設立。パンアジアパッキングの持株会社として同国事業の管理体制を構築する。

今回の資本参加により、住友林業ではこれまでのトレーディング事業を中心としたビジネスモデルにとらわれない「自社が主体となった商材品流通の基盤構築」を念頭に、新たな木材建材事業のモデルを創出することで事業拡大につなげる。SFタイのパンアジアパッキングに対する出資比率は51％となった。