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4月からアプリ利用者(消費者)向け配送サービス

フリマアプリ「メルカリ」とヤマト運輸が連携

2015年3月17日 (火)

ロジスティクスフリマアプリ「メルカリ」とヤマト運輸が連携フリーマーケット(フリマ)アプリを展開するメルカリ(東京都港区)とヤマト運輸は17日、ヤマト運輸がメール便に代わるサービスとして4月から開始する「ネコポス」を利用し、フリマアプリ「メルカリ」の顧客向けに利便性の高い配送サービスを提供すると発表した。

新しいサービスでは、メルカリが運賃の一部を負担することで手ごろ感のある配送サービスを全国一律の料金で提供する。このサービスを利用することで、出品者は送り状を手書きする手間がなくなるほか、送料の決済がメルカリのアプリ上で完結する。ネコポスは通常は法人・個人事業者向けのサービスだが、メルカリの取引では消費者も利用できる。

具体的には購入成立後、メルカリからQRコードをメルカリのアプリ上で出品者に発行し、ヤマト運輸直営店に出品者が配送商品を持ちこみ、QRコードを店頭端末「ネコピット」で読み取って送り状を印字。商品が購入者に届き、出品者と購入者が相互評価を行った後、販売金から販売手数料と送料が差し引かれて出品者のアカウントに入金される仕組み。

フリマアプリ「メルカリ」とヤマト運輸が連携

(出所:ヤマト運輸)

全国同一料金を設定することで、利用者は出品時の価格が決めやすくなる。メルカリが料金の一部を負担するため、通常の宅急便、宅急便コンパクト、ネコポスの料金よりも「ほぼすべて」の場合で安くなるという。詳細な料金は4月1日のサービス開始後にメルカリが発表する。

今後は段階的に発送窓口を拡大し、コンビニエンスストアなどで送り状発行と発送の受付け、ヤマト運輸セールスドライバーによる集荷に対応していく。

また、住所などの個人情報を開示する必要なく、メルカリ上で配送手配だけで荷物が送ることができる匿名配送サービスも視野に入れている。