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リコー、高速に3次元計測できる産業用カメラ発売

2015年3月20日 (金)

サービス・商品リコー、高速に3次元計測できる産業用カメラ発売リコーは19日、傘下のリコーインダストリアルソリューションズが対象物の形状を高精度、高速に3次元計測できる産業用ステレオカメラ「リコーSV-M-S1」を25日に発売すると発表した。

製造、物流などの産業分野でシステムの自動化が加速していることを受け、専用高輝度LED照明「リコーSL-M-LE」と同時に販売を開始する。

ロボットアームで山積みされた部品を掴んで生産ラインに自動で整列して置くためには、対象物の形状を3次元でとらえる必要があるが、リコーSV-M-S1は装置の「目」の役割を果たし、対象物を3次元計測することでシステムの自動化を可能にする。

リコー独自のキャリブレーション技術により、1メートル計測時に測距精度±1ミリ(実測値)の高精度検出を実現。撮影から画像処理、視差演算までをすべてカメラ内部で行うことでデータ処理速度を向上させ、30fpsの高フレームレートで3次元データを計測できる。

同時に発売する専用高輝度LED照明「リコーSL-M-LE」を用いて照明を当てることにより、対象物の面の高密度な3次元データを取得。スムーズに物体を計測し、ロボットによるピッキング作業や装置制御監視など、生産ライン、物流現場の作業効率を高める利用方法を想定している。

6月下旬発売、価格はオープン価格。年300台の販売を目指す。