サービス・商品パイオニアは26日、日本・中国・タイなどの生産拠点で調達・生産・品質・物流領域を対象としたグローバルサプライチェーンマネージメントシステム(グローバルSCMシステム)を導入すると発表した。2016年1月から段階的に稼働する。
システムの構築はNECが担当し、スウェーデンのIFS社製グローバルERPソフト「IFSアプリケーションズ」やNECのグローバル需給調整ソフト「ウィットリーフ」、クラウド基盤サービス「NECクラウドIaaS」などを活用する。
NECグループの工場で生産革新活動を実践してきた幹部人財「匠」が、サプライチェーン全体の最適化に向けたストックポイント設計などを支援する。
これにより、パイオニアはグローバル調達・生産・品質・物流に関する業務プロセス・システムを標準化し、新製品・生産拠点の立ち上げスピードを高めるとともに、PDCAサイクルのスピードアップを図る。特に、世界的に成長が見込まれるOEM市場で、自動車メーカーやメガサプライヤーに欠かせないキーサプライヤーを目指し、市場環境の変化への対応力を強化する。