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IHI、ベトナムでグループ初の自社工場完成

2015年3月30日 (月)

荷主IHI、ベトナムでグループ初の自社工場完成00IHIは30日、関係会社のIHIインフラストラクチャーアジア(ベトナム・ハイフォン市)が同社グループとしてベトナム初の自社工場を完成させたと発表した。新工場はベトナム北部の海沿いに位置するディンブー工場団地に建設、橋梁用構造物から機械構成部品まで幅広いニーズに対応する。

IHIインフラストラクチャーアジアは、鋼構造物、コンクリート構造物のエンジニアリング・製作・架設を担う海外拠点として2008年に設立。ことし1月に完成した世界最大級の斜張橋「ニャッタン橋」(日越友好橋)の鋼桁製作や世界初となる斜張橋の桁補修・ケーブル張替工事などを行ってきた。

7月には、現在のリース工場から新工場への移行を完了し、年末までに本格稼働に入る。生産能力は年9000トン(鋼製橋梁ベース)に達し、港湾に近接しているためベトナム国内だけでなく、東南アジアを中心とする各国への鋼構造物の輸出基地としての役割も見込む。

■IHIインフラストラクチャーアジア・ディンブー新工場の概要
所在地:ベトナムハイフォン市ディンブー工業団地
総面積:14万平方メートル
総工費:3400万米ドル
生産品目:鋼構造物、機械加工製品、コンクリート製品など
主要施設:鉄構工場1棟、塗装工場1棟、仮組立てヤード
現地職員数:120人(2015年5月)
日本人職員数:3人