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グループ6社の排出量算定にスコープ3導入

7&iHD、サプライチェーンの温室効果ガスを算定

2015年4月3日 (金)

環境・CSRセブン&アイ・ホールディングスは3日、グループ主要6社のサプライチェーン全体での温室効果ガス排出量「スコープ3」を初めて算定したと発表した。

スコープ3は、自社排出量以外の原材料・商品の調達、配送、商品使用、廃棄過程から出る温室効果ガスの排出量を指しており、同社はセブン-イレブン・ジャパン、イトーヨーカ堂、そごう・西武、ヨークマート、セブン&アイ・フードシステムズ、セブン銀行で、2013年度のスコープ3排出量を算定した。

環境省の「サプライチェーン排出量算定支援」事業を活用し、「サプライチェーンを通じた温室効果ガス排出量算定に関する基本ガイドラインVer2.1」に沿って算定。この支援事業で、飲食業界では初めての取り組み事例となる。

スコープ3の総排出量の85.9%で、このうち86.3%が原材料調達など同社が購入した製品・サービスだった。次いで設備投資などの資本財が4.5%、販売した商品の廃棄処理が3.3%と続き、配送センターから店舗への配送など輸配送(上流)は1.5%となった。

スコープ1,2,3の内訳(左)とスコープ3の内訳(右)

▲スコープ1,2,3の内訳(左)とスコープ3の内訳(右)