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自動車部品とメガネ・コンタクト業界ターゲット

ヤマト、シンガポールにビジネスモデル開発機関設立

2015年4月9日 (木)

ロジスティクスヤマトホールディングスは9日、東南アジア地域統括会社のヤマトアジアを東南アジア地域で産業別のビジネスモデルを創出する研究・開発機関に位置付けた上で、アジア・ビジネスモデル・イノベーション・センター(ABIC)を設立したと発表した。

同社はシンガポールで2010年に宅急便事業を開始し、通販や食品などBtoCを中心としたシンガポール国内の配送サービスを展開する一方、BtoBでは専門的な業界知識やIT(情報技術)・LT(物流技術)・FT(金融技術)を含めた物流に関連するノウハウが必要になってきているとして、ビジネスモデルの研究・開発機関の設立を決めた。

ABICはシンガポール経済開発庁(EDB)の協力で業界ごとの研究とビジネスモデル開発を行い、シンガポールで顧客企業のビジネス拡大に寄与するとともに、タイ、マレーシア、インドネシアなど東南アジア地域を中心とした他国への水平展開を図る。

具体的には、シンガポールを中心として自動車パーツ業界、メガネ・コンタクトレンズなどを取り扱うアイケア業界などをターゲット市場と定め、産業別に現状の調査・研究を進める。

顧客のニーズや困りごと、現在提供されている物流サービスとのギャップを明確にした上で、物流にかかわる新たな情報システムや集配ネットワーク、管理方法などを考案し、実用的なビジネスモデルを開発、展開する。