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味の素冷凍食品、欧州新工場完成し生産量5倍に

2015年4月10日 (金)

国際味の素冷凍食品、欧州新工場完成し生産量5倍に味の素冷凍食品(東京都中央区)は9日、ポーランドのヤボ社(スロンスキュ州チェンストホーバ市)との合弁会社「味の素ヤボ社」が新工場を完成させ、9日に現地でオープニングセレモニーを行ったと発表した。

今月から冷凍餃子3品目の生産を開始する。新工場の稼働により、生産量はこれまでの5倍に拡大する。

欧州では消費者の健康志向やクールジャパンなどのトレンドを背景に日本食ブームが続いており、今後も日本食・アジア食市場の拡大が見込めるとして、生産・開発体制を強化するため昨年10月、ポーランドで冷凍餃子の生産を委託していたヤボ社と合弁会社を設立した。

冷凍餃子の生産能力は年間300トンから年間1500トンまで大幅に拡大し、今後増大する需要に対応する。稼働当初は「チキン&ベジタブルギョーザ」「ポークギョーザ」「アップルギョーザ」の3品目を生産し、段階的に品目を広げていく。

生産・開発体制の強化により、欧州事業の売上高を17億円(2013年度)から16年度に40億円まで拡大させる

■新工場の概要
所在地:ポーランド・スロンスキュ州チェンストホーバ市
敷地面積:4266平方メートル
延床面積:3337平方メートル
工場建屋:地下1階、地上2階
生産能力:1500トン/年
生産ライン:1ライン
設備投資:140万ユーロ(1.9億円)
生産品目:「チキン&ベジタブルギョーザ」「ポークギョーザ」「アップルギョーザ」